2024年7月中旬、夏の大阪にひとり旅してきました。その記録です。
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ある人にお会いするため、急遽大阪に行ってきました。でも、ただ行って帰ってくるだけではもったいない。おー、そうだ。大阪は父が生まれてほんの小さい頃、生活していた場所。戦争中、大阪空襲の少し前に家族で関東圏に疎開し、以後大阪に戻ることはなかったので、父には大阪での生活の記憶は断片的にしかないようです。自分も、大阪につながりがあるという意識がこれまでなかった。
数年前に、親族の相続関係の手続きを手伝ったときに、直系家族の戸籍をかなり昔まで取り寄せることができるのを知りました。そのとき、父の、できるところまでたどってほしいという希望に沿ってお取り寄せ。自治体によっては、江戸時代の年号の記載があるところまで辿れたので、本当にびっくり!
で、そこには具体的な住所が!
当たり前といえば当たり前。でも、父から話に聞いていた、なんとなくな「大阪」の、疎開前の住所地名がはっきりわかっただけで、私はなんだかワクワクしてしまった。GoogleMapで検索すると、大阪は地名が変わっていて、はっきりとは場所の特定ができない。でも、公園の名前とかに残っていたりするのがわかった。おー、痕跡がある!
ん〜、これはいつか時間ができたら行ってみたい、と思ったのですね、そのときに。
父の故郷の地名が今は使われていないのがわかったときに、大阪の昔の地図について書かれた本をたまたまamazonで見つけました。本渡 章さんという方の書かれた本です。

続々・大阪古地図むかし案内:戦中~昭和中期編
地図オタでも歴史オタでもない私ですが、とってもとっても心惹かれました、この本に。
そしてさらに同じ方が書かれた他の2冊の中古本も購入。

カラー版 大阪古地図むかし案内: 江戸時代をあるく

続・大阪古地図むかし案内―明治~昭和初期編
大阪の地がどんなふうに広がっていったか、とか、十文字に走る道はかつては堀を掘ったもので、それを埋めて道にした、とか、その堀を船が行き交い、大阪は商業の街として発展していった、とか、戦前はグレート大阪と呼ばれて、東京を凌ぐ大都会だった、とか、大阪城はかつて陸軍第四師団司令部庁舎があった、とか、大阪大空襲がどれだけ広範囲にわたるものだったか、など。そんなことが本に付録でついている古地図を見ながら読んでいくと、なんとなく具体性を帯びて頭に入ってくる。父や祖母の住んでいたあたりは、幾度にもわたる空襲で焼け野原になったことも、この本を読んで知りました。
父の記憶によると、疎開した時期は空襲のほんの少し前。商売をしていてお店も構えていたとのことっだったので、疎開すること自体、家族にとっては大きな決断だったと思います。もし疎開するのが遅れていたら私は生まれていなかったかもしれない。
その頃は忙しくて、旅にでたい〜、と夢想していたときでした。
今回、その機会がやってきたんじゃないか、父が生まれ育った場所の痕跡が残っているところを歩いてみよう、ベタだけど、大阪城や、近くにある大阪歴史博物館に行って、本で読んだことをもっと直に感じてみたい。
再び戸籍などを取り出して、Google Mapとにらめっこ。行きたい場所を特定したり、宿泊先を探したり。
大阪が焼け野原になる前に、父やその家族が実際にそこに住んでいて、祖父が東京での丁稚奉公を経て苦労しながら大阪で店舗を構えて、その前で幼い子どもたちを立派なバイクに乗せて嬉しそうにしている姿が古い古い白黒写真に写っている、その風景があったのだ、そんなことを考えていたら、出発の前日は興奮して寝られなくなってしまった💦
つづく。。
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